過敏性腸症候群

過敏性腸症候群とは？

過敏性腸症候群とは、通常の検査では腸に炎症・潰瘍・内部分泌異常などがない状態で、慢性的に腹部の張りや腹痛があったり、便秘や下痢を繰り返します。過敏性腸症候群といってもいくつかパターンがあり、簡単に言うと「慢性下痢型」「不安定型」「分泌型」の3パターンがあります。

∙ 慢性下痢型
神経性下痢ともいわれていて、不安や緊張してしまうと腸が動き、激しい下痢症状になります。
∙ 不安定型
交代制便通以上といわれていて、下痢と便秘を数日おきに繰り返します。また、腹痛やお腹の張りなど不快感も一緒にある場合があります。 お腹の張りがあるため苦しく、排泄の量が少なかったりしたくても出なかったりすることがあります。
∙ 分泌型
強い腹痛の後に大量の粘液が出てきます。

過敏性腸症候群になりやすい人は？

過敏性腸症候群になる原因は明確になっておりませんが、ストレス、過度な緊張、腸内細菌の変化、遺伝が関係しているのではないかと言われていて、性格的にはまじめな人や気が弱い人がかかりやすい傾向があるようです。
特にストレスの場合、精神的なストレスや不安が長く続くことで副交感神経が活発になり、排泄を促す腸管の蠕動運動のリズムが乱れることで下痢や便秘を引き起こしていると考えられています。
とはいえ、日本で10人に1人が過敏性腸症候群に罹っていますので、症状の大小があるだけで皆さんの周りでも多くの方がいる病気になります。

過敏性腸症候群は放置していても良いの？

■些細な症状でも気になったら病院や整骨院に行くことをおすすめ
過敏性腸症候群であれば命の危険性はないですが、同じような症状が起こるものとして潰瘍性大腸炎、クーロン病、大腸ポリープ、大腸がんなども考えられます。そのため、まずは病院での受診をお勧めいたします。
病院でもらった薬が効かない場合や効きにくい場合は、自律神経の乱れや生活環境のストレスが原因として考えられるため、整骨院での施術でも症状の緩和などが見込めてきます。 また、過敏性腸症候群と判断されたからと言って放置はお勧めいたしません。下痢や便秘を放置することで消化器系のがんや虫垂炎などにかかる可能性もあります。

過敏性腸症候群の治療頻度と内容

週に2～3回 ※症状による

お悩みの状況によって施術内容や施術頻度は異なってきます。お身体を見させていただきながら最適な施術プランをご提案させていただきますが、多くの場合は指圧にて筋肉の緊張をほぐし、矯正にて自律神経の乱れを整えます。また、鍼によっての施術もお身体の状態によってご提案させていただきます。まずはお気軽にご相談くださいませ。