自律神経失調症

そもそも自律神経とは？

自律神経は交感神経と副交感神経の2つになっていて、身体の中にある臓器などを24時間365日休憩なしで管理をしています。よく交感神経はアクセル、副交感神経はブレーキに例えられて、交感神経は活動する神経、副交感神経は休む神経と言われています。神経がバランスよく働いている状態が正常な状態で、どちらかが強く働いている状態や両方とも働かない状態だと自律神経失調症が起こる可能性が高くなります。

自律神経失調症になる原因は？

よく原因として挙げられるものが精神的ストレスや過労で人間関係や仕事のプレッシャー等でなる方が多くいらっしゃいます。その他ですと、慢性的な寝不足や偏った食生活などの不規則な生活、音や温度変化による身体的ストレス、更年期障害による女性ホルモンの変化が自立神経が乱れる原因として挙げられます。また、身体の歪みなどから自律神経が上手く伝達できず、症状として表れている方もいらっしゃいます。

自律神経失調症の症状は？

自律神経失調症の症状は、人によってさまざまな症状になります。症状が一つだけ出る方もいれば複合して症状が出る方もいる点と、原因が精神的なものと肉体的なもの両方あるため、「一概にこの症状が出たから自律神経失調症になったと特定しにくいと言われています。 精神的な症状としてはイライラ、漠然とした不安、情緒不安定、モチベーションが上がらない、マイナス思考などがあり、肉体的な症状としてはめまい、耳鳴り、立ち眩み、便秘や下痢、手足の震えやしびれ、睡眠不足、肩こり、頭痛などが挙げられます。環境が変われば症状が治まっていくこともありますが、我慢した結果うつ病などに移行することもあるので早めの対処が必要になってきます。

自律神経失調症の施術方法

お悩みの症状と原因に合わせて施術方法を組み合わせて行っていきます。指圧・矯正などの施術でお身体のケアをしていくとともに、ストレスの緩和になるような関わりや心のケアをしてまいります。不良姿勢による自律神経の伝達悪化、身体の緊張などは骨格矯正や指圧にて緩和ができると考えております。ただ、ストレスが原因の場合、根本のストレスを解消しなければ自律神経は乱れやすい状態が続くため、当院に通うことで少しでも心のケアができるような会話をするように心がけています。

改善するための通院（施術）頻度はどのくらい？

まずは週に２~３回で３ヶ月を目安に

「自律神経失調症」に対する施術は、患者様の生活環境と「表れている症状」、及び「症状の進行度」により施術の日数や期間は変わります。施術により症状に改善が出てきたことに安心せず、継続した施術を行っていくことで、さらなる改善と、改善をした状態を維持することが見込めます。まずは週に２~３回で３ヶ月を目安に始めて行くことをお勧めします。
しかし、当院としては患者様の症状の改善には「吐きだす」ことも大切だと考えています。辛い症状や、悩みをお持ちでしたら、当院で話をする事により楽になる事もあります。辛い時には毎日でも続けて行く事をお勧めいたします。
これから先の生活が不調を感じずに快適に送れるようになることを目標に一緒に頑張っていきましょう。